東南アジア諸国の通貨 あ~さ行
インドネシア(通貨:ルピア)
インドネシア(通貨:ルピア)は、東南アジアの国で、5000km以上と東西に非常に長く、赤道をまたがる1万3700もの大小の島により構成されています。
島々によって構成されている国家であるためその広大な領域に対して陸上の国境線で面しているのは、ティモール島の東ティモール、カリマンタン島のマレーシア、ニューギニア島のパプアニューギニアの3国だけです。
1.面積 約189万平方キロ(日本の約5倍)
2.人口 約2.15億人(2003年人口センサス)
3.首都 ジャカルタ(人口839万人:2000年推計)
4.人種 大半がマレ-系(ジャワ、スンダ等27種族に大別)
5.言語 インドネシア語
6.宗教 イスラム教87%、キリスト教10%、ヒンズ-教2%
インドネシアの通貨は、ルピアで、2004年11月末日現在の為替レートは、1ドル=8,962ルピアでした。
現行紙幣は、1,000ルピア、5,000ルピア、10,000ルピア、20,000ルピア、50,000ルピア、100,000ルピアの6種類で全て1998年以降に発行された物です。100,000ルピアは紙ではなくポリマー(プラスチック)の紙幣であったが、2005年1月に発行された新紙幣では再度紙製に戻りました。
カンボジア王国(通貨:リエル)
カンボジア(通貨:リエル)は、インドシナ半島にあり、ベトナム、タイ、ラオスに接している東南アジアの国で、近隣の国とは陸続きであるが、国民の90%以上がクメール人(カンボジア人)である。
1.面積 18.1万km2(日本の約1/2弱)
2.人口 13.5百万人(02年)
3.首都 プノンペン
4.民族 カンボジア人(クメール人)が90%
5.言語 カンボジア語
6.宗教 仏教(一部少数民族はイスラム教)
カンボジアの通貨は、リエル(Riel)で、ポル・ポト政権下の1978年に一旦廃止されたが、同政権崩壊後の1980年にカンボジア国立銀行が設立されリエルも復活しました。
カンボジア経済の実態と比較してリエルの為替レートが高めに設定されており、特に輸出においては不利な状況におかれるため、一部を除いては、カンボジア国内ではもっぱら米ドルが使用されているのが実状です。
シンガポール(通貨:シンガポール・ドル)
シンガポール (通貨:シンガポール・ドル)は、東南アジアのマレー半島南端に隣接するシンガポール島を領土とする都市国家です。
人口460万の大半が華人で、熱帯海洋性気候であることが特徴です。
1.面積 699km2(琵琶湖(670km2) とほぼ同じ)
2.人口 約424万人(含1年以上在住外国人)
3.人種 中華系76.0%、マレー系13.7%、インド系8.4%、その他1.8%
4.言語 国語はマレー語。公用語として英語、中国語、マレー語、タミール語。
5宗教 仏教、道教、キリスト教、回教、ヒンズー教
シンガポールの通貨は、シンガポール・ドルで、ブルネイ国内でも流通・使用されている通貨です。
シンガポール・ドルの通貨記号はS$.であり、補助単位はドルの100分の1のシンガポール・セント(単位記号 S¢)である。 ISO4217の通貨コードはSGDであす。
為替レートは、2004年12月現在、1シンガポール・ドル=63.42日本円でした。
紙幣
紙幣は2、5、10、50、100、1000、10000ドルが発行されています。
10000シンガポール・ドル紙幣は世界最高額の紙幣でもあります。
この他に1996年発行の25ドル紙幣も流通しています。また、10ドル紙幣は2004年5月にポリーマー(プラスチック)製紙幣に変わりました。