金の雑学
金とは何か?また、なぜその化学記号はAuなのか?
金は、摂氏1064度の融点および摂氏2808度の沸点を備えたまれな金属元素です。
その化学記号(Au)は、「輝く夜明け」を文字通りに意味する金「金」のためのラテン語の単語の短縮形です。
それは、何千年にもわたり、その優れた伝導性の特性および水または酸素でしないことにより、人類にとって非常に有用ないくつかの特性を有しています。
ゴールドの語源は、どこから来ているのでしょう???
単語金は、金の最も明らかな特性のうちの1つを反映して、インドーヨーロッパ言語のを根源とする「黄色」に由来であると考えられています。
これは、様々な言語の単語金の類似性に影響を与えています:金(英語)、ゴールド(ドイツ語)、Guld(デンマーク語)、グルテン(オランダ語)、Goud(アフリカーンス語)、カモメ(ノルウェー語)およびKulta(フィンランド語)です。
金の採掘量は、どれくらい?
2001年末現在、人類が採掘した金の量は、全部で約145,000メートル・トンと推測されています。
今後掘り出し得る地下埋蔵量は、6~7万トン程度(競技用オリンピックプール1杯分)と見られています。
このような性質と稀少性から、金は、「国境を越える通貨」とも「永遠不滅の資産」とも言われています。
東では金、西では銀が流通の主役
「東国の金遣い、西国の銀遣い」は江戸時代の貨幣制度の特徴を端的に表した言葉です。
当時、東日本では金貨建て・金貨支払い、一方、西日本では銀貨建て・銀貨支払いが普通でした。
これは東日本には金の産地が多かったのに対して、西日本には銀の産地が多く、さらには中国との貿易で銀貨を使用した慣行があったことによるものです。
時代劇でよく出てくる両替商は、支払い貨幣が異なること、東日本と西日本の商人たちが商売を円滑に行うことを可能にしました。
東京都中央区「銀座」 の由来は?
徳川幕府は、金、銀、銭の三貨の鋳造をそれぞれ金座・銀座・銭座で行いました。経営は幕府直轄ではなく、一種の請負形式によるものでした。
金座は、現在の日本銀行本店の所在地に設けられ、また銀座は当初京橋にあり、その後蠣殻(かきがら)町に移されましたが、銀座の名はその町名として残り、現在にいたっています。
全国の繁華街でその名をほしいままにしている銀座も、江戸時代に設けられた銀座がその名の始まりです。